Rie Nonakaとomami.による二人展
<ambition>を開催いたします。
野中 梨恵 / Rie Nonaka
@atelier_la_plume
宮崎県出身
Artist Statement
『崇高』とは、気高く尊い事と定義されています。この意味に関しては過去に多くの哲学者達が議論を重ねていますが、
現代においてはこの定義のような意味合いで解釈されていると言えるでしょう。エレン・アルトフェスト(ELLEN ALTFEST 1970~)は
ARTを「崇高ななにかへ繋がることができるもの」と、自らが感じるARTの持つ役割を表現しています。
多くのARTに関する情報が溢れあえる時代の中で、作家はこの「崇高」という言葉が持つ概念を具現化するために、脳内に蓄積された視覚的な情報を統合し、
時にはフィルターをかけ更に分解するという工程を行ったものを抽象化、または具象化という形で表現しています。
製作にあたっては様々な色を使って作品を完成させるわけですが、人が色を識別する視覚神経とは実に非常に曖昧なものであります。
実際、色は電磁波の波長の一つに過ぎません。それを目が受け取って脳に送ることで、脳が解釈した結果、 色が見えます。
脳は送られてきた信号を元に世界を再構築しているといわれているのです。しかし目には盲点と呼ばれる光を感じられない部分があり、
この部分を実は脳が勝手に情報を補っているだけという事はすでに近年の研究結果で分か っています。つまり脳の数だけ見える世界の現実があるといってもよいでしょう。
人の視覚も記憶も実はかなり不正確なものであり、そこに作者の主観が含まれた作品を、更に鑑賞者が主観を加えて観ることで生まれた情報が
まさに「崇高」なものへと繋がっていくことが出来る、といえるのではないでしょうか。
2021.09 イタリア ミラノ M.A.D.S 「DE.MO」 グループ展
2021.11 東京 代官山 「絵のある生活」 グループ展
2022.01 東京 ギャラリーくぼた 「新春現代作家小品展」 グループ展
2022.01 フランス パリ 「art3f」 アートフェア
2022.03 東京 麻布十番「flap」 初個展
2022.07 神戸 GALLERY 北野坂 グループ展
2022.08 Independent Tokyo2022
2022.08 東京 代官山 「In Bloom」 グループ展
2022.11 東京 宮の坂「夢に漂う」個展
2023.05 東京 代官山 「雨月の森」個展
omami.
@omami_no_artlife
富山県出身
Artist Statement
他人を羨んだり、他人と自分を比較したり。誰しもそういう経験があるだろう。
けれど自分は他人になれないのだから、自分と向き合っていくしかない。
いかに自分の機嫌を取るか。いかに自分を肯定していくか。
人を幸せにするには、まず自分が幸せでなければ。
私にとって心を満たすもののひとつが芸術の世界だ。
はじめは何事もこわくて躊躇してしまうもの。
けれど思い切って自分の心に素直になれば陽の氣が生まれ、心が満たされる。
人生はその繰り返し。
これは私の人生のヒトカケラ。
そういう事を日の出や夕陽を見ながらぼんやりとひとり考えている。
冷たく身体に染み込む澄んだ空気、
その中でもあたたかさを与えてくれる太陽、
まるで語りかけてくるように揺れる水面にきらきらと反射する夕陽、
それらが私を鼓舞する。
心に秘めた何かを掬い上げられるように、誰かの背中を押してあげられるきっかけ作りが出来るように、キャンバスに想いを込めて。
2022.06 東京 代官山「絵のある生活」グループ展
2022.11 東京 渋谷「Live in Harmony 」グループ展
2022.12 東京 世田谷「自然との融合」グループ展
2023.02 東京 麻布十番 「心の声」初個展